Description
カルティエ社は宝飾メーカーでありながら他の宝飾メーカーに先駆けていち早く時計の製造を1900年初頭に始め、それは時計製造メーカーが腕時計の製造を企画し始めたのと同時期であり、装身具となり得る時計の将来性をいち早く見据えた正に先見性とセンスのたまものと言えます。1900年の初頭にブレゲ工房出身のエドモンド・イエーガー氏(後のジャガールクルト社の創設者の一人)の時計の15年間の販売権を得た事を皮切りにエドモンド・イエーガー氏と共同出資でパリの時計工房を開設し自社の本格的時計製造を開始しました。それらは宝飾に見られる当時のカルティエ社の「完璧な完成美」を求めた製造ポリシーが強く覗い知れるものです。
このモデルはCEINTURE=サンチュールは1920年代に初めて8角形のオクタゴンケースの腕時計が製造され1927年に水晶を8角形に研磨し内側に時計の機械を埋め込んだ懐中時計が製造され同型の懐中時計はいくつか製造されました。その後1970年代の新たなモデルとして登場した中にこの8角形のサンチュールが加わりました。 今までのカルティエ腕時計の8角形モデルの系譜をオマージュしたモデルかどうか分かりませんが、70年代に手巻きと自動巻きモデルが商品群に加わりました。元々CEINTURE=サンチュールはフランス語でベルトのバックルという意味になりますが、カルティエ社のデザインは物のイメージをオマージュしたものが多くその中の一つかと思います。 元々時計を主力商品に育て上げたのは3代目のルイ・カルティエ氏で当時時計のリューズがデザイン的には不要と言っていたようで、ある意味この時計デザインはケース内側にリューズを収めた点ではルイ・カルティエ氏の遺志を継いだモデルなのかも知れません。この時計の文字盤は通称“PARISダイヤル”と呼ばれる1970年代から80年代に掛けて復刻版も含まて採用された文字盤仕様となっております。 文字盤に経年変化が見られますが当時のままのオリジナルコンディションとなっております。また18金製のディプロイアントバックル付きとなっております。










