ROLEX SS オイスターパーペチュアルPRECISION「EXPLORER」SELF-WINDING

商品価格(税込)2,420,000円
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ITEM DETAIL
OMG No. 9807
モデルネーム EXPLORER
Ref. 6298
Serial. 9*****
ケースNo.
機械No. 5****
キャリバー 10.5 A296
製造年代 1953’S ( 裏蓋刻印 Ⅲ 53 )
材質 SSオイスターケース
ブレスレットベルト素材 SSオイスターリベットブレスレットU.S.A.仕様
ケースサイズ φ36mm

¥2,420,000

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説明

 現在のエクスプローラーダイヤルの原型のものに、EXPLORERと名前を付けて発売したものがエクスプローラーモデルのファーストモデルです。 ファーストモデルはプレシジョン仕様でしたが、クロノメーターキャリバー搭載モデルへと変更になりました。 ファーストモデルと云われるものは2モデルあり、REF.6150と6350ですが、製造年代はほぼ同一年から(1953年)作られていますが、針の形状、EXPLORERのプリント位置の変遷などから初期型の仕様としてはやはり6150の方が僅かに先だった事が窺い知れます。
さて、このモデルはREF.6298でエベレスト登頂を果たしたエドモント・ヒラリー卿が登頂時に腕に付けていた同型モデルとなります。REF.6098との説もありますが、6098はねじ込み式でないスーパーオイスタークラウンモデルですので、より過酷な環境であるエベレストへの登頂にはクラウン機構を通常のねじ込み式に変更してREF.6298として貸与されたと思われます。ヒラリー卿がカメラを持っていた為、同行者のネパール人シェルパ、テンジン・ノルゲイの写真が多く残されており、残念ながらヒラリー卿の手元は写った物が無かった様ですが、当時ロレックス社がヒラリー卿の登頂時の時計はセミバブルバックのREF.6298の白文字盤であったと非公式に発表していましたが、後にオークションでヒラリー卿の登頂時の時計が出展され、正に白文字盤のセミバブルバックモデルREF.6298であった事が証明されました。一般的にはこの偉業を記念して、REF.6150,6350の夜光塗料の3,6,9の数字のインデックス付きブラックダイヤルに記念としてEXPLORERがプリントされ、今日まで継承されたエクスプローラーモデルとなったわけですが、当時同じ時期に他のセミバブルバックモデルのホワイトダイヤル系モデルにEXPLORERの文字が入れられたモデルがアーカイブとして見られますので、自然な考え方として、何点かはこの偉業を称えて作られたものと思われます。 通常ホワイト文字盤のエクスプローラーは同時期にカナディアンモデルとして北米を中心にヨーロッパの一部地域限定で製造販売されていましが、その多くはREF.55で始まるカナディアンモデルで、年代も少し後の1950年代後期となりますので、おそらく世界基準で作られた、REF.6150、6107、6298,6352等が年代も併せてホワイトダイヤル系の記念モデルかと思います。中でもこのREF.6298は正にヒラリー卿が着用したモデルとなりますので、そういった背景を意識して作られた限定記念モデルではなかろうかと思います。 この文字盤はホワイトマット地にアップライドのアラビア数字(3,6,9)とトーチ型のインデックスに外周に夜光塗料のポイントが施され、針は夜光塗料のリーフ型針にブルースチールのセンターセコンド針の仕様となっております。但し文字盤6時側EXPLORERの下に SELF-WINDINGとプリントされており、この自動巻きにSELF-WINDINGと入れるのは主にロレックスでみますとカナディアンモデルの特徴となりますので、もしかすると北米地区で販売されたものかも知れませんが、何れにせよヒラリー卿愛用の同じモデルですし、年代的にも重なる年代なので、記念モデルには違いないのでは?と思われます。全体に使用傷はございますが、文字盤のコンディションも含め当時のまま使用されてきたテイスト感のある味わい深いオリジナルコンディションとなっております。