ROLEX SS オイスター「SPEEDKING」PRECISIONカンセントリックダイヤル

商品価格(税込):349,800円
※商品についてはお気軽にお問合せ下さい


ITEM DETAIL
OMG No. 9676
モデルネーム SPEEDKING
Ref. 6056
Serial. 8*****
ケースNo.
機械No. 8****
キャリバー 10.5
製造年代 1953’S
材質 SSオイスターケース
ブレスレットベルト素材
ケースサイズ φ30mm

 

¥349,800

カテゴリー:

説明

このモデルはロレックス社のデザイン、防水ケースをベースとした通常より厚みのあるケースデザインに対してどのような文字盤がマッチングするかを極限まで探求したロレックス社の奥深さを十二分に感じさせる物の1つかと思います。 今まで見る事のできる素晴らしいデザインの文字盤を かなりの個数見てきますと、一体実際には採用されなかったデザイン画がどれほど存在したのだろうと想像するだけでも気が遠くなる思いさえします。
現在見ることができる一つ一つを見ていますとどれも完成度が非常に高く、何故にロレックスが文字盤のデザインに拘ったかが鮮明に見えてきます。
それは当時として耐久性としての防水ケース、恐らく今日では当たり前の大きさであっても当時としてはかなり厚めのケースであり、またロレックス社の成り立ちをを考えてもスイスのメーカーとして後発メーカーが故に一気に高精度の上質な腕時計の製造にまい進する事が出来、その丈夫なケース構造と上質の精度の高い機械が故に、ユーザーに受け入れて貰う為には装身具としての美しさ=デザインの良さ、一番ビジュアル的に中心になるのが文字盤であり、そのデザイン。その事を良く知っていたが故にこの様な多用な素晴らしい文字盤が多数作られたのだろうと思います。
この文字盤は同社の文字盤としてはかなり斬新なデザインの一つであったろうと思います。 文字盤のインデックスの下地に凹凸のある年輪上の同心円を作り、ただそれだけであっても今までの他社にない斬新的なまとまりが感じられるある意味完成度の高いデザインと言えると思います。
この様な文字盤のデザイン開発への試みは残念ながら1960年代に入りますと、時代もアールデコからの脱却期、反アールデコ的シンプルなデザインへの移行期となり、メーカーの探求心も陰を潜めて行きました。 アンティークロレックスの最大の魅力はこの様な背景で数々の力のこもった時計が作品のように出来上がっていったところかも知れません。