HERMES/JAEGER LECOULTRE SSラウンドケースバックワインド「DUO PLAN」

商品価格(税込)250,800 円
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ITEM DETAIL
OMG No. #9435
モデルネーム DUO PLAN
Ref.
Serial.
ケースNo. 6*****
機械No. 1******
キャリバー 496
製造年代 1960’S
材質 SSワンピースケース
ブレスレットベルト素材 silver
ケースサイズ φ16.5mm

¥250,800

カテゴリー:

説明

エルメス社は今日では揺るぎのないトップブランドと云っても誰も異論を唱える人はいないでしょう。その エルメス社が時計をいつごろから自社製品として扱ったかとなりますと、恐らく置き時計がインテリアアイテムとして、腕時計がその人を飾る装身具として意識され始めた時期、恐らく1900年の初頭辺りからかと思います。今まで出てきます当時の製品や当時の雑誌の広告から判断出来るところとしては、自社のハイレベルの顧客向け高級品質のものと、現在では少しお意外に感じますが、今日見ることの出来ます古い販売品の中から見えますのが、やや価格を抑えたディフュージョン版モデル、仕様としてはケース材質、機械のレベルを少し押さえた中級クラス品となりますが、大きく分けてこの2つ、ハイクラスモデルとディフュージョンモデルを販売してました。 然しながら一貫性としてはエルメス社が認めるデザインの良さは拘りの強い同社ならではかと思われます。 前述しましたように簡単に二分しますとエルメスコレクションとエルメスモデルに分けられるかと思います。 エルメスコレクションはスイス高級時計メーカー仕様をエルメス社名とのコラボの形で販売したもの、ジャガールクルト社、ヴァシュロンコンスタンタン社、ユニバーサル社、モヴァド社、ミド社等に作らせたハイグレード商品群(エルメスコレクション)とスイス中堅メーカーにHERMES名のみを文字盤にプリントした所謂同社オリジナル商品群(エルメスモデル)です。   この時計はジャガールクルト社のDUO PLAN=デュオプランモデルで、最大の特徴は、時計の裏側にリューズが取り付けられたバックワインド方式となっている点です。時計のデザインとしてリューズという突起物は左右のバランスを損なうととして、最初期のカルティエ社の時計をデザインした、ルイ・フランソワ・カルティエ自身がデザイン的にリューズが不要と言っていたと云われています。そんな理由でカルティエ社はこのデュオプランモデルを積極的に取り入れていました。 エルメスの時計部門の担当者が同じように考えたかは分かりませんが、当時のトップブランド、エルメス社、カルティエ社双方がこのデュオプランモデルを自社オリジナルモデルとして使用していました。 エルメス社の話とは少し離れますが、後に時計にとってのリューズは構造上欠かすことの出来ないものと承知したカルティエは逆にリューズトップにサファイヤを取り付けたものを主流に使用した点、逆手に取ったデザイン眼であったのかも知れません。  この時計は若干文字盤全体に焼けに因る変色が見られますが、当時のままのオリジナルコンディションとなっております。尚、装着されていますバングルタイプのブレスレットはシルバーのホールマーク及び数種類のホールマークが見られます。 フランスでは独自のホールマークが多数存在し、材質のホールマーク、輸入品かどうか、工房のホールマーク等多数存在し、更に年代で改定されているので、若干摩耗で見にくくなっているもの等全てを把握するのは困難となりますが、細工、構造上のバランス等鑑みますとフランス国内のかなりのレベルの工房で作られた銀製のバングルブレスレットという事が推測できます。
当時のままのオリジナルコンディションとなっております。
もちろん革ベルトの装着も可能です。