説明
１９２０年から１９３０年に掛けて、婦人用の小ぶりな機械をスイス時計メーカー各社が製造し始め、急激に婦人用腕時計の市場が拡大して行きました。ロンジン社もそうした流れの中で、かなり多くの婦人用時計を製造販売し、１９４０年代から５０年代に掛けては腕を飾る装身具としての婦人用腕時計が多くの女性たちの必需品となっていきました。 当然デザインであったり装飾性は男性用以上に重要な要素となっていました。こうした中で同時に宝飾市場の拡大と伴い、腕時計にもホワイトゴールドにダイヤモンドを合わせた装飾時計が各社から販売され、当時の高級腕時計として多くがギフト商品として活用されました。この時計もまさにホワイトゴールドとダイヤモンドをケースとブレスレット部に施した時計で、当時夜の社交場に向けて女性達が腕を飾るブレスレットのような装身具として、ダイヤモンド等の貴石を使用した時計を″カクテルウォッチ”と呼んで
人気を博しておりました。 この時計もロンジン社の１４Kホワイトゴールドとダイヤモンドとの組み合わせの時計で、当時のままのオリジナルコンディションとなっております。
