Description
ロレックス社を代表するモデル、サブマリーナーのカレンダーの無いベーシックモデルです。このREF.5513のモデルの変遷で見ますと、1960年代初頭に生産が始まり、1966年頃までは初期型ミラー系ダイヤル仕様、その後文字盤仕様としてはマットダイヤル(艶消し)仕様へと変更になり、ダイヤルのプリント形式、夜光塗料の塗布の工法等小さな変更点は見られましたが、マットダイヤルの大きな変更点としましては、前期型のダイヤル仕様がSUBMARINERプリントが防水表記の下に、後期ダイヤルがSUBMARINER表記が防水表記の上のプリントと変更となりました。この切り替わりは1978年頃となります。
このモデルは70年代まで存在しました通称”メーターファースト”と呼ばれる防水表記の200mがフィート表記の前に表示される生産数量の少ない前期ダイヤルとなります。 主に70年代前後まで多く見られ、フィート表記よりメーター表記を正式単位に使用していた国はフランスと日本だったので恐らくフランス語圏であったスイスの表記として当初作られ後に諸外国の多くがフィート表記を採用していたので変更されたのだと思います。また、この頃の文字盤の特徴の一つとして、夜光塗料の塗布方法が変更された点も窺え知る事ができます。元々初期の鏡面ダイヤル当時は夜光塗料の塗布工程は塗布専属職人が手で塗布していたので夜光塗料がどうしても中央が盛り上がったドーム状となっておりましたが1960年代の終わり頃から夜光塗料がやや平坦に変化しました。 その形状から恐らく文字盤の夜光塗料塗布工程がシルクスクリーン印刷のような工程に変更した事が分かります。やや平たんになり表面にやや凹凸が見られるのがこの時代の文字盤の特徴でもあります。フォント形式で云えばロングEと呼ばれますROLEXのEの文字で特に中央の横線が長いものとなっておりメーターファーストとこれらのフォントの特徴が60年代後期から70年頃までの特徴でこの文字盤が正にその年代であることが窺い知れます。
また針の夜光塗料も当時のトリチウム使用制限が成され夜光塗料の含有量がトリチウムの制限と共にかなり減った為ブラックライトの照射で僅かな光沢反射スポットとなった夜光塗料仕様で文字盤及び針が当時のままのオリジナルコンディションであることが窺い知れます。ベゼルディスクはレタリングのフォントが太い当時の形式で、ゼロの数字の角が丸みのある当時のままの仕様となっております。 この時計に関しましては文字盤及び針は夜光塗料の焼けがほぼ均一で夜光塗料のやや強い焼けとベゼルディスクの焼けに因る退色等とてもヴィンテージ感が感じられケースの厚み、フォルデッドブレスレットの駒間の緩みが無い点などとても良いオリジナルコンディションが保たれた状態となっております。60年代後期型をお探しの方にお薦めの逸品となります。










