Description
２か国の任意の時間を知る事ができるハイスペック仕様の時計、GMTマスターは発売当時（１９５４年頃設計されほぼ２年後に出荷発売）アメリカの大手航空会社、パンアメリカン航空のパイロット達の要望に応えて製品化が進んだモデルで、同社のオフィシャルサプライヤーとなり、時代の変遷とともに国際間のビジネスが拡大していった背景を受けて、その後世界を飛び回るハイクラスのビジネスマン達にも、高い実用性を認識され使用されてゆきました。今日ではスポーツモデル枠となっておりますが、当時はスペシャルユーザー向けのハイスペック高級モデルでした。 ですのでいち早くステンレスとゴールドのコンビネーションモデル、１８金仕様モデルを排出しました。
このモデルは１９８２年製造のもので文字盤はミラー鏡面仕上げの通称「フジツボダイヤル」「ニップルダイヤル」と呼ばれる夜光塗料が小さめでゴールドのフレーム内に夜光塗料が塗布されたインデックスのこの当時(１９６７年頃から１９８０年代中庸）だけの仕様ダイヤルとなります。ブラウンダイヤルとブラックダイヤルの２種類があり、初期はブラウンのみがマット（艶消し）仕上げ、ブラックダイヤルはミラー鏡面仕上げダイヤル、キャリバーが１５７０から３０７５に変更後ブラウンダイヤルもミラー鏡面仕上げへと変更になりました。 ベゼルは基本的に１８K.ゴールドケース仕様が単色のブラウン(一部２色仕様も存在） コンビネーションモデルは逆に殆どが２色仕様のベゼル（一部ブラウン単色も存在）＊ただし後からベゼル交換が出来るため、色々なバリエーションが存在致します。このモデル用のブラックベゼルディスクは２種類存在し、抜きの数字部分がゴールド色とシルバー色がございます。この使われているベゼルはブラックに抜きのシルバー色の数字となっておりますが、このベゼル特有の経年変化が見られます。ブラックの光沢の地の部分が僅かにグレーに変化し、数字の部分は焼けにより薄いゴールド色のような変化が見られ小さな傷はございますが独特の使用感となっております。文字盤はブラックの光沢仕上げの状態が良く、ヒビ等無く強い光沢感が見られます。インデックスの夜光塗料が少し強めの焼けとなっており、針の夜光塗料と均一な焼けで針フレームに若干の酸化痕がございます。針の夜光塗料のフレーム側が濃い目の変色箇所も見られますが、全体に長い年月使われてきた使用感がとても良いアンティークテイスト感となって味わい深い雰囲気を醸し出しております。特に文字盤、針、ベゼルと長年使われてきた味わいをとても強く感じさせるコンディションとなっております。ケースも若干の使用傷はありますが、ほぼポリッシュされていないオリジナルシェープが見て取れるとても良いコンディションとなっております。ブレスレットも当時のジュビリーブレスレットで緩みの無い当時のままのとても良いコンディションとなっております。
