Description
ロレックス社の時計は現在では殆ど防水ケースのオイスターモデルとなっておりますが、婦人用のモデルとしましては1950年事までかなりデザイン的にも”遊び心”を感じさせるモデルを多数排出しておりました。 これからの時計の歩む道筋を高精度と耐久性を主眼に据え、その為の強固な防水ケースに対してどのような文字盤のデザインがマッチするか、または地域性に於いても好まれるデザインの地域的または民族的な差異等非常に綿密なスキルで時計製造を進められたのはもちろん創始者のハンス・ウィルスドルフの製造業を営む前に色々な物販に携わった経験とそれを踏まえた卓越したセンスと先見性の賜物と言えます。 オイスターケースにおける文字盤のデザインの構築に於いても非常に莫大な数のデザイン画を当時ロレックスで携わったデザイン専門職のスタッフに画かせたと言われております。 その延長線上で婦人用の時計に関してはまだまだ若干厚みがある防水ケースでは市場のあらゆるユーザーの対象となる女性の需要と嗜好という点では強固の厚みのある防水ケースはかなり抵抗のあるもので在った為、女性用に関しては防水ケースに固執すること無しに、逆に装飾性重視という観点で彼の卓越した才能が美しくて面白い物を多数プロデュースするに至ったんであろうと思います。
そうした中でこのランタン型チャームウォッチは当時3型リリースされました。 その一つがこの時計となります。 ランタンの名の通り裏側にはピンク水晶がはめ込まれブレスレットの造作もかなり細かなゴールドの編み込みとなっております。 正にユニークな装飾的価値の高いチャーム型ウォッチと言えます。 全て当時のままのとても良いオリジナルコンディションが維持された状態となっております。