CARTIER 18K.「TANK NORMALE」 SMサイズ 婦人用手巻き PARISダイヤル

商品価格(税込)1,320,000円

※商品についてはお気軽にお問合せ下さい


ITEM DETAIL
OMG No. 10362
モデルネーム TANK NORMALE
Ref.
Serial. 7********
ケースNo.
機械No.
キャリバー 78-1
製造年代 1970’S
材質 18K.タンクケース
ブレスレットベルト素材 革/CARTIER 18K.D.P.バックル(153998)
ケースサイズ φ20mm×28mm

¥1,320,000

Categories: , ,

Description

カルティエ社はフランスの老舗宝飾店の中でも1800年代の終わりに既に時計を自社製品として商品ラインに投入していた点ではその後のスイスの名だたる時計メーカーに決して引けを取らない時計製造史を有するメーカーに近い存在で、1900年代初頭にパリに自社時計製造工房を有し、数々の時計史に残る逸品といえる製品をそのアーカイブスに見ることが出来ます。残念ながら1950年代中葉にパリの工房は第二次大戦の惨禍の影響で閉ざさざる得ない状況となったようです。 然しながら1900年初頭より約50年間、独自の工房によりスイスの一流メーカーに勝るとも劣らない数々の名品を輩出した事は、今日のカルティエの時計のラインアップの礎となっております。
このモデルはカルティエ社のタンクモデルのファーストモデル、「タンクノルマーレ」となります。 ルイ・カルティエはブレゲ工房出身のE.イエーガーとの出会いによって、自分自身が描いていた腕時計の世界を見事に開花させました。 その数々のモデルが、今日でも継承されるカルティエの腕時計原点となっております。 中でも代表格はこの戦車をモチーフとして逆に平和の象徴に描いた“タンク”モデルで何といってもカルティエを代表する腕時計の一つとなっております。 カルティエ社はE.イエーガー氏の時計の15年間の販売権を1900年初頭に取得し、その後、E.イエーガー氏と共同でパリにヨーロピアンウォッチ&クロックカンパニーをい設立し、1940年代にパリが戦争の影響で製造継続困難を余儀なくされた事に因り、1950年代の中葉にはジャガールクルト社に製造を委ねました。 この時計はタンクファーストモデル“TANK NORMALE”の70年代から80年代に頃の限定復刻モデルの婦人用となります。ケース全体に使用傷は見られますが、文字盤の状態はとても良く、文字盤は”パリスダイヤル”と呼ばれる文字盤のボトムにPARISとプリントされた仕様となっております。 通常スイス製品の文字盤の6時側の位置のプリントはSWISSと表記されます。それはスイス本国では文字盤のホールマークとしてスイス製品の証としての重要な役割の表示となっておりますが、恐らくカルティエ社がジャガールクルト社の創設者の一人、エドモンド・イエーガー氏と共同で1900年代の初頭にパリに製品製造の工房(ヨーロピアン・ウォッチ&クロックカンパニー社)を設立し正にパリでカルティエ社の創成期の時計を製造していた時期に、文字盤にPARISまたはFRANCEとプリントを入れていたのを記念して極少数の限定生産品にその復刻版の意味合いを込めて入れられたものと思われます。 18金製のディプロイアントバックル付きとなっております。 ケースにも大きなダメージや摩耗の少ないとても良いコンディションとなっております。