Description
この時計は1953年に製造開始したロレックス社の代表モデルの一つ、サブマリーナーモデルで1960年頃に初めてリューズガードが取り付けられた最初期モデルとしてREF.5513及び5512が製造され1989年までかなり長く製造が続けられました。このモデルは1982年製造モデルとなりますが、文字盤
は1984年頃よりミラー光沢(ラッカー)仕上げの夜光枠付きインデックスダイヤルへ変わりますが、これはマット仕上げの最終ダイヤルとなります。その特徴としては文字盤のフォントの印刷がシャープになり夜光塗料自体の塗布が1970年頃より簡単に言えばオートメーション化され印刷に似た形式になり夜光塗料が下地の白のマーカーが見えない位やや大き目で均一化されました。それ以前は手に因る塗布方式であった為、ふくらみや大きさがまちまちであったりしてそれはそれで味わい深い部分がありましたがこの形式になり一気に文字盤加工下請けメーカーによる差異はありますが技術的には均一化されました。この形式で作られた文字盤は夜光塗料が今までよりやや大き目となりましたので少し前は”マキシダイヤル”と呼ばれてましたが、最近では”ロリポップダイヤル”と呼ばれ、海外の手持ち棒付きのキャンディーの名前になぞらえた呼び方で呼ばれております。本品の文字盤もマットの黒がとても濃い色で夜光塗料も薄く綺麗に焼けが見られ、針の夜光塗料の焼けともほぼ同じ焼け具合でとても良いコンディションとなっております。 ケースも十分に厚みが残っており、ブレスレットも僅かに緩みは見られますが、大きなダメージの無い良いコンディションとなっております。