Description
ロレックス社の婦人用でオイスターケース(防水ケース)は男性用市場に於いては比較的早く受け入れられたようですが、事、婦人用に関してはオイスターモデルも増やしつつ1960年頃までは沢山のノンオイスターデザインの手巻き時計が作られていました。 それは何故かと云えばロレックス社の代名詞であるオイスターケース仕様は実際にはご婦人用としては中々受け入れられにくい形状(厚みや大きさ)感であったようです。 ですのでロレックス社では時代背景、流行等鑑みて他社同様婦人用ならではの沢山の手巻きモデルを製造していた訳です。女性用のオイスターケースが主流になる以前はとても女性用らしいデザイン、装身具として腕を華やかに飾るものであり、アールヌーボー、アールデコ様式、また女性の社会進出に伴う社交場への参画もあり、中には夜の社交場専用のカクテルウォッチと呼ばれるブレスレット形式の腕時計まで出現していました。如何にも女性用らしい装身具としてエレガントさの中に遊び心が感じられるのが多数見られました。 恐らく当時若干遅れを取った女性腕時計市場に組み入る為にかなり顧客作りに尽力していた為と思われます。この時計は完全にブレスレット感覚であり社交場専用のデザインとなっており、ピンクゴールド仕様でほぼ時計と同形のヘビーリンクブレスレットデザインとなっております。 全て当時のとても良いオリジナルコンディションとなっております。