CARTIER 18K.「TANK L,C,」 LMサイズ 紳士用手巻き PARISダイヤル LOUIS CARTIER

商品価格(税込):1,815,000 円
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ITEM DETAIL
OMG No. 10325
モデルネーム TANK L,C,
Ref.
Serial. 7********
ケースNo.
機械No.
キャリバー 78/1 2512-1
製造年代 1970’S
材質 18K.タンクケース
ブレスレットベルト素材 革/CARTIER G.F.D.P.バックル
ケースサイズ φ23.5mm×31mm

¥1,815,000

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Description

カルティエ社はフランスの老舗宝飾店の中でも1800年代の終わりに既に時計を自社製品として商品ラインに投入していた点ではその後のスイスの名だたる時計メーカーに決して引けを取らない時計製造史を有するメーカーに近い存在で、1900年代初頭にパリに自社時計製造工房を有し、数々の時計史に残る逸品といえる製品をそのアーカイブに見ることが出来ます。残念ながら1950年代中葉にパリの工房は第二次大戦の惨禍の影響で閉めざる得ない状況となったようです。 然しながら1900年初頭より約50年間、独自の工房によりスイスの一流メーカーに勝るとも劣らない数々の名品を輩出した事は、今日のカルティエの時計のラインアップの礎となっております。
カルティエ社の一番代表格モデルと云えばこのタンクルイカルティエモデルと云っても過言ではないと思います。 第一次大戦前に戦争の為に作られた戦車を逆に平和を願う象徴として時計のモチーフに採用したと云われております。このタンクモデルには沢山の派生モデルが存在しますが、この形が今日も含めて一番多く作られた形かと思います。 1970年の終わりに作られた手巻き18金仕様のタンクモデルで、ゴールドフィルドのディプロイアントバックル付きで全体にとても良いコンディションとなっております。 文字盤は”パリスダイヤル”と呼ばれる文字盤のボトムにPARISとプリントされた仕様となっております。 通常スイス製品の文字盤の6時側の位置のプリントはSWISSと表記されます。それはスイス本国では文字盤のホールマークとしてスイス製品の証としての重要な役割の表示となっておりますが、恐らくカルティエ社がジャガールクルト社の創設者の一人、エドモンド・イエーガー氏と共同で1900年代の初頭にパリに製品製造の工房(ヨーロピアン・ウォッチ&クロックカンパニー社)を設立し正にパリでカルティエ社の創成期の時計を製造していた時期に、文字盤にPARISまたはFRANCEとプリントを入れていたのを記念して極少数の限定生産品にその復刻版の意味合いを込めて入れられたものと思われます。
この時計文字盤には経年変化で微小のヒビが見られますが当時のままのオリジナルコンディションとなっております。