Description
ロレックス社の自動巻きキャリバー(機械)の変遷において1930年代のバブルバック、1950年代のセミバブルバック、を経てローターの巻き上げを両回転巻き上げ可能方式にし、巻き上げ効率を高めたキャリバー1030は自動巻きの信頼性をかなり高めたキャリバーとなりました。 1957年にキャリバー1500系初期1530の完成でクロノメーターには課題を残すものの、ほぼロレックス社の自動巻きは完成期を迎えました。その後1560,1520、1570とクロノメーターキャリバーもこの1500系で安定期を迎えました。 こうしたロレックス社の自動巻きモデルで最もシンプルなカレンダー機能を装備しないクロノメーターモデルが四桁モデルの上二桁が10で始まるモデルとなります。
このREF.1002はもっともシンプルなデザインであるベゼルに装飾のないスムースベゼルのクロノメーターモデルとなります。 特にこのモデルは文字盤も1960年代後期にロレックス社が今までの装飾性に富んだものを排除し、極めてシンプルなデザインにリンクし始めた頃のもので全体にとてもシンプルなデザインでまとめられております。ブレスレットは若干駒間の緩みは見られますが、全体に当時のままとても良いオリジナルコンディションとなっております。