Description
ロレックス社の代表的スポールモデルの一つ、エクスプローラーモデルは1953年に発売開始され、REF.6150、6350とセミバブルバック用のキャリバー搭載モデルとしてスタート、続いてREF.6610としてロレックス社の初めて両回転巻き上げローター搭載キャリバーへと変遷し、このEXPLORER 1 REF.1016モデル、キャリバー1560~1570搭載モデルへと変更になりました。このREF.1016は1960年~1990年までとロレックス社のモデルの中でもかなり長い期間継続して作られたモデルの一つではないかと思います。 ロレックス社の時計製造の歴史においては、機械の変遷・進化、そして時代に即した大きさやデザインの変更と本当に長い年月を経て徐々に理想的な形に構築されていきました。 ですのである意味一番長い間形を変えずに作り続けられたモデルと云うのはほぼ完成形であるといっても過言ではないと思います。 今日の時計製造メーカー全てに共通に感じられる、必要以上の改良(機械的な進歩はまだしも必要以上にケースが大きくなったり派手になったりの点)は些か残念にさえ感じられます。
それは今まで積み重ねてきたものに対し必要のないプラスアルファではないかとさえ感じられてなりません。このエクスプローラー1は1962年製造の最初期型モデルです。特徴としてミラーダイヤルの外周にミニッツサークルがあり、夜光塗料が文字盤地板に直接彫り込みが入れてありそこに塗料を埋めています。この時計の文字盤はミラーダイヤルでありながら、ほぼダメージのないとても良いコンディションとなっております。ケースも十分厚みの残ったとても良いコンディションとなっております。
全体的に当時のとても良い状態が保たれた逸品かと思います。