Jaeger LeCoultre SS タンク型2層構造防水ケース 紳士用手巻き

商品価格(税込):679,800円
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ITEM DETAIL
OMG No. 10207
モデルネーム
Ref. 369
Serial.
ケースNo. 5****
機械No. 1*****
キャリバー 411 11USC
製造年代 1940’S
材質 SS2ピース防水ケース
ブレスレットベルト素材
ケースサイズ φ23mm× 39mm

 

¥679,800

カテゴリー: ,

説明

ジャガールクルト社の歴史はスイス時計メーカーの中で大きな役割を果たした欠かせない存在であった事は、揺るぎのない事実です。 アントワーヌ・ルクルトは1833年に時計製造メーカー・マニュファクチュールとして初めて時計工房を作り、4人の弟子と共に創業して以来、常に技術的には最先端を歩んでおりました。1800年代の後半にはかなりの小型化された精巧な機械が完成しており、例えば1925年まではパテックフィリップ社に腕時計の機械を供給していたり、ヴァシュロン・コンスタンタン社のキャリバーは近年に至るまで深く携わっており、またオーディマピゲ社も1946年に完成させた超薄型キャリバーの開発はジャガールクルト社協力ありきの事でした。ジャガールクルト社は他社のキャリバー開発には無くてはならない存在で有った訳です。 1900年初頭のブレゲ工房出身のエドモンド・イエーガー氏の参画がさらに同社の製造技術を押し上げ、1917年、ジャガー・ルクルト社となって、押しも押されぬ時計製造メーカーへと成長を遂げました。エドモンドが興したメーカーJAEGER/イエーガー(ジャガー)社は1900年の初頭にカルティエ社が15年間の販売権を取得し、フランスでの販売網を揺るぎないものにしました。このジャガー社は自動車のメーター、飛行機のメーター類まで製造する精密機械製造会社と発展し、時計製造と併せて大きな精密機械工業の担い手となりました。その延長線上にカルティエ社と共同出資してパリに時計専門工房を立ち上げ、ご周知のカルティエブランドの時計の礎となった時計工房(ヨーロピアンウォッチ&クロック社)となりました。
このようにルクルト社とジャガー社は時には共同で、また時には別々の道を歩みながら時計業界に多大な足跡を残しました。
ルクルト家の4代目、ジャック・ダヴィド・ルクルト氏はリベルソ、バックワインドのデュオプラン等沢山の人気モデルを構築し同社を稀に見る巨大マニュファクチュールとして会社を発展させ1948年に亡くなりましたが、その遺志を引継ぎ1950年代も沢山の新しい規格のモデルを世に送り出しました。
バックワインドの自動巻きインジケーターモデル・フューチャーマチック、アラーム機能付き時計のメモヴォックス等もその後のジャガールクルト社を代表するモデルとなっております。
この時計は1930年代初頭に開発されたクリップ式2ピース防水ケースの手巻きモデルとなります。 同時期にジャガールクルト社のヒットモデルの一つ、ケース反転モデルのリベルソと同じキャリバー仕様となった時計となります。文字盤デザインはリベルソモデル同様アールデコデザインでセンターにミニッツマーカーサークルを施し、外周に夜光塗料のアラビア数字のインデックス、針は菱形のロジンジ夜光針となっております。若干の経年変化は見られますが全て当時のままのとても良いオリジナルコンディションとなっております。