Description
ロレックス社の当初からの時計製造のコンセプトは精度の高い安定性のある機械と耐久性を併せ持ったオールマイティーな実用時計でした。1912年に高精度の安定的機械製造メーカーであったエイグラー社と合併してビエンヌに工場を完成させてからは1926年に防水機構であるオイスターケースのパテントを取得し、一気に防水ケース(オイスターケース)のモデルの製造を推し進めて行きました。同時に腕時計という装身具としてのデザインがいかに重要であるかもロレックス社の時計製造においては最重要ポイントとしていたことは、今日伺い知れる数々の名品を見ますと納得できるところであります。今日の完全防水の時計の構造上の礎が1930年代にほぼ完成しており、そこに耐久性を重視した中での機能美を追及して時計が作られていた正にロレックス社の製造理念が強く伺えます。そうした中で手巻き式防水時計においては、先ずは直径が29mm前後の紳士用手巻き時計が(キャリバー10.5リーニュ)主流モデルとなりました。 その後1930年代から1940年代に早くも完成させた防水自動巻きモデル(通称バブルバックと呼ばれる最初期自動巻きモデル)までの間の数年間で、ベーシック防水ケースの形、それに対するデザインとしての文字盤を中心とした針との組み合わせ等ロレックス社のオイスターモデルのベーシックデザインがほぼ固まったと云えます。
1945年にカレンダー機構のパテントを取得したロレックス社はいち早く自動巻きモデルにカレンダー機構を組み込み、更に手巻き時計にもカレンダー機能付きモデルを開発しました。
この時計は1954年に開発された手巻きカレンダーキャリバー1215搭載のオイスターデイトモデルは手巻きモデルが廃番となるまでの定番モデルの一つでした。 このモデルはオイスターデイトモデルの二期目のキャリバー1225搭載モデルとなります。 バランスホイールをチラネジなしの大き目の天輪に改良し、緩急針をなくし振動数を18000(5振動)から21600(6振動)に向上させたモデルとなります。 この時計は後期になりますので文字盤のデザインも極めてシンプルなデザインとなっております。ロレックス社は1965年頃を境に文字盤、針のデザインをシンプルな物にデザイン変更しました。文字盤のインデックスをほぼバトン型に、針も殆どストレートなバトン型針仕様となりました。
この時計は文字盤インデックス、針とバトン(ストレート)型となっておりますが、元々文字盤のカラーをコバルトブルーとし更に経年変化でブルーグレーに変色しております。この34mm径ケースの手巻きカレンダー機能付きモデルは手巻きカレンダーモデルの紳士用の定番モデルの一つです。文字盤は若干経年変化によるエッジ部分に塗料の剥離箇所がございますが、当時のままであり全体の変色具合がとても良い特殊感とヴィンテージ感を併せ持った状態となっております。








