ROLEX SS オイスターパーペチュアル「SUBMARINER」ファーストモデル

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ITEM DETAIL
OMG No. 10442
モデルネーム SUBMARINER
Ref. 6204
Serial. 9*****
ケースNo.
機械No. 2****
キャリバー 9.75 A260
製造年代 1954’S
材質 SSオイスターケース
ブレスレットベルト素材 SSオイスターリベットブレスレット
ケースサイズ φ37mm

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Description

海洋資源及び海洋開発重視の機運の高まりの時代背景の中、1953年、ロレックス社はこれまでの防水機構に更なる進化を遂げた本格防水時計としてサブマリーナーを開発発売に至りました。元々サブマリーナーとネーミングされる以前のプロトタイプとしてはセミバブルバックのREF.6150モデルを試作品としてイギリス海軍に協力を求め研究開発が進み、所謂サブマリーナーモデルとして6204に至る回転ベゼル付きケース形状が試作された初期においてはSUB-AQUAとネーミングされたモデルが存在したり、SUBMARINERとネーミングされた最初期モデルには文字盤中央のROLEXのプリントの下に一列でSUBMARINER PERPETUALとプリントされた最初期型があったりで創世記にはかなり珍しいプロトモデルが存在するのも創世記ならではの面白いところかと思います。 バブルバックキャリバーの次世代キャリバー10.5 A296、9.75 A260搭載のREF.6200、6204、6205(いずれも1953年~1957年頃)、キャリバー1030搭載のREF.6536、6538(1955年~1960年頃)、キャリバー1530搭載のREF.5510、5508(1958年~1970年頃)200m防水の6538のケースに1530を搭載した5510と進化を遂げて行きました。以上がリューズガード無しのモデルの年代順の系譜となります。
この時計は1954年に作られた180m(後に100mに変更)防水モデル、REF.6204のファーストモデルです。ロレックス社の資料に因りますと2881個製造となっております。 前述しました創世記の珍しいプロトモデルからサブマリーナーと確立された6204と6205の一部までサブマリーナーの針はゴールドペンシル型であり秒針はポインテッドトップ針でした。この時計は文字盤に防水表記がありませんのでもしかすると当初説明書で600ft防水(=180m防水)と書かれていましたが(1953年~1954年)、直ぐに330ft(=100m防水)に変更となりましたのでその間に作られた文字盤かと思われます。 また、もちろん針は最初期モデル系に見られるゴールドフレームのペンシル型針及びポインテッドトップのセンターセコンド針の組み合わせとなっております。文字盤に若干の経年の劣化が見られますが、大きなダメージのない当時のままのアンティークテイストに満ちたオリジナルコンディションとなっております。 ケースは厚みの残ったとても良い状態で、ベゼルに関しましてはこの初期型の当時のベゼルディスクは15分の目盛りの無いものとなっておりますが、レッドトップと呼ばれる12時位置のトライアングル型のポイントが赤い年代的には1950年代の後期の15分の目盛りのあるベゼルディスクとなっております。ベゼルディスク外周にやはり当たりやすかった部分に擦れた痕が見られますが、全体にかなり長く使い込んだ使用感がバランスよく感じられます。ブレスレットはオイスターリベットブレスレットのエキスパンション(伸縮型)となっており、中央部クラスプ刻印も古い年代のエンブレム形式でない刻印(1950年代)となっております。ケースもまだまだ厚みの残ったとても良いコンディションとなっております。当時のオリジナルボックス付きとなっております。