Description
カルティエ社は宝飾メーカーでありながら他の宝飾メーカーに先駆けていち早く時計の販売を19世紀の終わりに始め、自社製品の製造を1900年初頭に開始しました。それは時計製造メーカーが腕時計の製造を企画し始めたのと同時期であり、装身具となり得る時計の将来性をいち早く見据えた正に先見性とセンスのたまものと言えます。その徹底ぶりはエドモンド・イエーガー氏(後のジャガールクルト社の創設者の一人)を招き入れパリの時計工房開設に至るには当時のカルティエ社の「完璧な完成美」を求めた宝飾の製造ポリシーが時計にも強く反映されていた事が覗い知れます。 このCPCPモデルと言われるカルティエ・パリ・プリヴェコレクションシリーズは1998年から2008年の10年間にゴールド仕様またはプラチナ仕様の限定復刻モデルとして作られたシリーズの1つとなります。このトノー型ホワイトゴールドダイヤモンド装飾ケースはカルティエコレクションの中では比較的初期に作られたトノー型モデルの復刻モデルとなります。珍しいサーモンピンクのギョウシェ(彫り込み)仕上げのダイヤルでインデックスはアップライドのローマ数字(Ⅻ,Ⅲ,Ⅵ,Ⅸ)とバトン型の組み合わせで美しい仕上げとなっております。ケースに若干の使用傷はございますが当時のままのオリジナルコンディションとなっております。