Description
１８３３年、アントワーヌ・ルクルトが４人の弟子たちと創業。以来 エドモンド・イエーガー氏の参画により時計メーカーとして、スイス時計メーカーの中で他社への機械提供等も含めジャガールクルト社は確固たる地位を築いてゆきました。ルクルト家の４代目、ジャック・ダヴィド・ルクルト氏はリベルソ、バックワインドのデュオプラン等沢山の人気モデルを構築し同社を稀に見る巨大マニュファクチュールとして会社を発展させ１９４８年に亡くなりましたが、その遺志を引継ぎ１９５０年代も沢山の新しい規格のモデルを世に送り出しました。
バックワインドの自動巻きインジケーターモデル・フューチャーマチック、アラーム機能付き時計のメモヴォックス等もその後のジャガールクルト社を代表するモデルとなっております。 この時計はそのアラーム機能付き自動巻モデル、メモヴォックスとなります。 手巻きモデルは１９５０年より製造がはじまり自動巻は１９５６年より製造が開始されました。
このモデルは大変珍しいワンピース１０K.ゴールドフィルドケースの防水モデルとなります。主にアメリカ市場で販売されました。 この裏蓋の無いワンピースケースはメモヴォックスの場合時計用リューズとアラーム用リューズの二つのリューズをジョイント式ステム方式とした事に因って出来上がりました。文字盤には僅かに経年変化は見られますが全て当時のままのオリジナルコンディションとなっております。
＊尚、LeCoultre社とJaeger LeCoultre社はほぼ同一の会社ですが、アメリカに販売会社としてスイス・ジャガールクルト社とアメリカの販売会社が共同出資で設立されたのがLeCoultre U.S.A.社でルクルトブランドでほぼ同一の物がアメリカで販売されました。
