Description
ロレックス社が始めて自動巻きキャリバー9.75 N.A.を1936年に完成させ、いち早く自動巻き腕時計として実用化に成功し、今日の礎を築いた訳ですが、このセミバブルバックと呼ばれます、キャリバー9.75 A260搭載モデルは厳密に云いますとバブルバックキャリバーの後を受けて10.5 A295キャリバー1945年製造(初めてのカレンダー機構搭載モデル、ビッグバブルと呼ばれるキャリバー)を経て、10.5 A296、9.75 A260と変遷を遂げた1950年より製造が始まったキャリバー搭載モデルです。 バブルバックの時代からロレックス社はクロノメーター(精度基準に合格した物に与えられる称号)への拘りは、当時クロノメーター試験合格品の90%以上がロレックス社の時計であったと云われる程、精度への執着も強かった事が伺い知れます。また、どうしても厚みがある防水ケースを装身具としていかにユーザーに使用して貰えるかはとても大きな課題であったと思われます。 そんな中でケースデザインにステンレスとゴールドの2トーンをいち早く採用したのもロレックス社の先見性の一つと云えます。 この時計はセミバブルバックと呼ばれる自動巻き第二世代のコンビネーションケースのモデルとなります。 ロレックス社を代表しますトライアングルインデックスと数字の組み合わせダイヤルとなります。 文字盤のインデックスですが、エンボス仕様と云いまして、文字盤の上にインデックスを付ける工程のものでは無く、文字盤を彫って浮き出し工法によるアップライドインデックスとなっております。 文字盤の王冠マーク、ROLEXの字体も浮き出し彫りとなっております。 全体に経年変化は見られますが大きなダメージの無いとても良いコンディションとなっております。