Description
ロレックス社が1920年代初頭に強化防水ケースの開発を始め、1926年に防水ケース(オイスターケース)のパテントを取得し、手巻き・自動巻きキャリバーの開発に総力を挙げていた頃、一つの懸案事項として女性に如何に防水ケースが故に厚いケースデザインの時計を受け入れて貰えるかはかなり手探りの状況だった様に思います。しかし1930年代後半には徐々にオイスターケース仕様のモデルを輩出していきました。 結局オイスターモデルとしては女性用であっても男性用のデザインをベースに製造されました。
この14金ケースの自動巻きオイスターモデルも1958年製造の婦人用自動巻きモデルで、この頃には婦人用の防水モデルもだいぶ定着しつつありました。ロレックス社の伝統的な文字盤のデザインであるダイヤカット変形菱形インデックスとアルファ型針、スモールセコンド針の組み合わせとなっており全体に若干の経年変化は見られますがアンティークロレックスならではのオールドモデルの伝統を感じさせるダイヤルデザインとなっており、全て当時のままのオリジナルコンディションとなっております。ケースも大きな傷、摩耗の少ないとても良い状態となっております。