Description
ロレックス社は1926年に初の防水ケースのパテントの申請と共に直ぐにオイスターケースモデルの製造に取り掛かりました。 1930年代初頭に初の自動巻き機構を製品化し防水ケースの自動巻き=オイスターパーペチュアルモデルを1930年代の中期以降に本格生産体制に入りました。 最初期の自動巻きは後に”バブルバック”と呼ばれロレックス自動巻き(キャリバー9.74 N.A.)の礎を築いたモデルとなりました。 1950年代に入りますと次世代自動巻きキャリバー(9.75 A260)、通称”セミバブルバック”の製造が始まり、同時期に自動巻きモデルにカレンダー機能を搭載した防水カレンダー機能付きモデルも発売に至りました。
このモデルはその少し大き目の自動巻きキャリバー(cal.10.5 A296) 搭載のカレンダー機能のない自動巻きモデル(最初期のエクスプローラーと同キャリバー)となります。 1952年製造のこのモデルはホワイト系の文字盤で、カンセントリックダイヤルと呼ばれる文字盤に年輪のような渦巻状の凹凸ラインがみられ、文字盤中央に近いエリアに金色のミニッツドットマーカーが施された珍しい文字盤となっております。 ケースも若干エッジに丸みがみられますが、十分厚みのあるとても良い状態となっております。